山国神社は、みなさんご存知のわらべ話「いなばの白兎」にある大国主命が祀ってあり、
今から約1230年ほど前に建てられ、延喜式神明帳に明記された式内社として、由緒深いお宮さんです。
1200年前、桓武天皇が京都に都を移された時、この山国の地を御杣御料地と定められ、皇居造営の折には、
この山国の木材が使われました。また、木工・御杣・修理職などの役人をおき、
宮の神事に奉仕させるなどこの神社と皇室との関係は極めて深く、この宮社に正一位を賜り、
天皇の祈願所として菊花御紋章と神田や修理料を贈られました。その後、戦乱にあって一時は荒れ果てましたが、
四条天皇の時再建され、神領120石を賜り、さらに後小松天皇の時、神領御下賜のお墨付きをいただいています。
同じ頃将軍足利義満が丸に二引きの紋章を奉納し、それ以降このお宮さんの紋章となっています。
明治6年郷社に、同33年府社に列各されました。